その事例の一つか、これは。
いつも訪問しているブログ「感染症診療の原則」で 「広島の保育園での麻疹アウトブレイク」というエントリーがあり、毎日新聞へのリンクが貼られていたので、そのリンク先に行ってみたらこれまた簡単な記事。で、他のニュースがないか検索をかけたのですが、これが驚いたことに全くない。
なんということ!
あの一昨年の新型インフルエンザ騒動の時のマスコミの騒ぎようとはえらい違い。
どっちが重要かとなると、この保育園での麻疹集団感染事件の方だと思うのだが。
その地域社会の対策がどうなっているのか、さらに国は、また国民の意識、知識、実際の行動での問題点など、マスコミとして報道すべきことがたくさんある。
特に、この広島、安芸区の保育園でのはしか集団感染では、この事例で現在把握されている5症例は予防接種歴がないとのこと。
こういう問題に、マスコミとしてやることがあると思うのだが。
私にも近々、孫が生まれる。
たぶんその孫は保育園に行くことになるでしょう。
その保育園は、是非、予防接種をしていないような子には入園制限するようなところであってもらいたいと願う。こういうよく効いて、そして安全性も高い(もちろん副反応が0などということはあり得ない)ワクチンを、親の無知、あるいはトンデモ知識で接種しないことで集団感染がおこり、その巻き添えに自分の子や孫をさせたくはない。
そのための一番良い方法は、予防接種をしていない子を入園させないことだ。