2010年03月19日

厚顔無恥2>毎日新聞

この「うろうろドクター」さんのブログ記事を読んでみてください。
毎日新聞が、日薬連・評議員に医療報道への「理解」求める???
http://blogs.yahoo.co.jp/taddy442000/31219753.html

「毎日新聞社が自社の医療報道に理解を求める朝比奈豊社長名の文書を、日本製薬団体連合会の評議員に配布した。」んだそうです。
毎日新聞の、医療に関する数々の無知、かつ時には捏造も交えた医療破壊報道には、以前から医師は強い怒りを感じ、そしてブログや掲示板などで、批判や非難を表明してきた。

毎日新聞の医療破壊報道の代表事例が大淀病院の大誤報事件。

こういう毎日新聞に対し、中には毎日新聞に広告を出している医療関係メーカーに、「同社への広告出稿をけん制する」者達もいたようです。
その影響がじわりと効いてきて、こういう文書を配布したってことなのでしょう。

> 毎日新聞社は今回の文書で、「医療態勢が崩壊していた現実を報道したのであって、報道が崩壊させたわけではない」と説明する一方、「医療報道をさらに充実させ、毎日新聞の医療に向けた姿勢をより鮮明にするよう心掛けてきた」と強調。奈良県の医療事故報道に対する批判を「謙虚に受け止め、医療報道を深化」させた結果、「低医療費政策」と「医師数抑制策」の問題点を強く訴える報道で、成果を出したと訴えている。

強調した部分、なんと手前勝手で無責任なことか、私はますます怒りがこみ上げてきた。
以前にも「厚顔無恥」と書いたことがあるが、この新聞社、厚顔無恥にもほどがある。

毎日新聞は、最初、こう報道した。
https://machiisha.seesaa.net/article/200610article_4.html
「赤ちゃんの写真を載せて、「お母さんが分かるのか、仏壇の前だと不思議に泣き止むんです」。父晋輔さん(左)に抱かれる長男の奏太ちゃん」なんてお涙頂戴」をやって、さらにタイトルも「意識不明、6時間“放置” 妊婦転送で奈良18病院、受け入れ拒否 脳内出血死亡」というような、今では捏造としか思えないような大誤報をやった。

この誤報の後、医師や病院へのマスコミの大バッシングが始まった。

これが誤報だというのが、m3.comの掲示板への投稿で明らかになり、、、
https://machiisha.seesaa.net/article/200610article_5.html

さらに、このことは地裁判決でも認められた。
http://obgy.typepad.jp/blog/2010/03/%E9%96%A2%E9%80%A3%E7%9B%AE%E6%AC%A1%E6%9C%AC%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0-%E7%9B%AE%E6%AC%A1-2.html

裁判でも、認められたのです。
にもかかわらず、まだこんなことを言っているのか、なんという厚顔無恥!
少しも反省していない。

毎日新聞は、まずしなければならないことがある!
不当な報道被害を受けた大淀病院の産科担当医への謝罪、奈良県南部の産科医療が壊滅したために不利益を受けた住民への謝罪。
広告を再開してくれなどという前に、まず最低限、これだけはすべきだろうに、何を「医療態勢が崩壊していた現実を報道した」だ、何が「謙虚に受け止め」だ。

私も、毎日新聞に広告を出している企業の不買運動に参加することします。
posted by machiisha at 19:11| Comment(0) | TrackBack(1) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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毎日新聞が、日薬連・評議員に医療報道への「理解」求める???
Excerpt: {{{: 毎日新聞 日薬連・評議員に医療報道への「理解」求める文書 Risfax【2010年3月19日】  毎日新聞社が自社の医療報道に理解を求める朝比奈豊社長名の文書を、日本製薬団体連合会の評議..
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