2009年04月20日

宮崎タライマワシ事件

こんなのニュースでもないなんでもない、人が犬を噛んだという事件でさえなく、犬が人を噛んだという日常茶飯事の、ただのイベントにすぎないと思って記事内容さえ読んでなかった。
ところが、天漢日乗さんの次の様なエントリーを読んだら、これは警察が検死する事件だと思った。不明死として、事件性がないかどうか、なければ本来なら解剖して死因を確定し検案書を出す、そういう事件じゃないかと。
救急が関与する話ではないし、そもそもこんなのを救急に連れてこられては、ただでさえ崩壊しつつあるのに、死体が搬送されて来るわけですから、崩壊に火に油を注ぐだけ。

救急医療破壊報道 宮崎日向心肺停止搬送事例の謎 救急隊の連絡の不手際が「7病院受け入れ不能」の原因と思われるのに病院が叩かれる不思議「救急隊からの連絡は、死亡していると思われるんだが」
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2009/04/7-65bf.html

ところが、今日(平成21年4月20日)、朝のフジテレビ系列の,例のアナウンサー上がりのキャスター気取りの小倉なんとかいう者がやっている番組で(外来に行く前できちんと見れなかったのであれなんですが)、明後日を向いてトンチンカンな取り上げ方をしていた。
まぁ、あのエロ写真家崩れの(自称)医療ジャーナリストがコメントするような番組ですから、トンチンカンになって当然と言えば当然。発言内容もほとんど無内容なんですが、一つ、ドクターヘリがどうのこうのと言っていた。
近頃、猫も杓子もドクターヘリ。
ドクターヘリで、救急問題が解決するかのように、大臣までが発言している。
だから、こういうエロ写真家崩れも、ドクターヘリについて発言していたら、何か偉そうに見えるってのもあるんでしょう。

ヘリ搬送は、場所と事例を選べば非常に有用です。そのヘリにドクターが乗っていれば、さらにいい。
それは間違いない。
離島や山間僻地の救急に有効なのは明かです。
また、あの阪神大震災の時のように、アクセス道路が寸断されたような場合の、クラッシュシンドローム患者を搬送しないといけないとかいう場合、ヘリしか手段はない。
しかし、近くに救急病院があり、道路も整備されているとかいう場合にドクターヘリなど無用の長物でしかない。
救急車がさっさと患者を運べばすむ話です。
この宮崎の場合も、ドクターヘリがあったとして、いったいどうしようというのでしょう?
心肺停止患者、つまり、以前なら死んでいる人を、ドクターヘリで遠方の3次救急施設に搬送しろっていうのでしょうか?

心肺停止患者にしないといけないことは、バイスタンダー(医師である必要はない)が心肺蘇生術(つまり心マッサージと人工呼吸)を継続することです。脳が死なないようにすること、この一点だけ。
そして、できるだけ早く救急、それも3次救急施設に搬送すること。
心肺停止で発見された人(つまり心停止時に心肺蘇生を受けていなかった人)を、ドクターヘリを呼んで、どこか遠方の救急施設に搬送するなど、何を無駄なことをしろとこのエロ写真家崩れのど素人が、テレビで高言しているのか。これを笑わずにおられようか。

スタジオのコメンテーターの一人が、救急施設の集約化をして、そこに医師を集め、全ての救急患者を受け入れるようにすべきとかいうことを言っていましたが、これももうその時期は過ぎています。
もう遅い。
今、そういう施設を作っても、そこが作ったとたんにパンクするだけ。

フジサンケイグループのテレビ局の、アナウンサー上がりのキャスター気取りの小倉なんとかいう者がやり、それにエロ写真家崩れの(自称)医療ジャーナリストというど素人が解説をする番組となれば、トンチンカンになって当然。
情けないのは、そういう番組をありがたがってみる大衆が、それも大勢いるってことでしょうかね。
posted by machiisha at 12:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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