パンドラの箱を開けたのは誰か?

医師の勤務と労働基準法との関係を曝露し、その勤務実態を指摘すること、そして違反状態を正そうすることはパンドラの箱を開けることです。
医師が労働基準法違反状態で働かないことには、この国の、少なくとも産科医療と救急医療は回っていかないのですから、それを正すことは、産科医療と救急医療を破壊することに等しい。いや、産科医療、救急医療だけではない、全ての医療がそうかもしれないのですから、この国の医療を破壊することと言ってもいいかもしれない。まさにパンドラの箱を開けるような混乱です。

先日、「参議院厚生労働委員会において、医師でもある梅村聡議員」が、この問題を桝添厚労相に質問したらしい。つまり「パンドラの箱を開ける覚悟はあるのか?」と。
http://obgy.typepad.jp/blog/2009/04/post-1341-15.html

ただし、私に言わせれば、既にパンドラの箱は開いてしまっています

あの新臨床研修制度の時に開いたのです。
この研修制度の受けるようになった新人医師は、私を含めた古い医師のような洗脳を受けていない、受けずに医師になっている。
それで、36時間勤務とか実際は夜勤なのに当直と称して救急外来をさせられるとか、時間外勤務しているのにその時間外勤務料金を支払われないなどという労働基準法違反の勤務を不当だと知ってしまったのです。

パンドラの箱は既に開いている。
そして開けたのは、この新臨床研修制度を作り始めた者達です。
知らずに開けたのでしょう。
当然です、地域医療の混乱で右往左往するようなテイノーなんですから。

これから起こることは、今の地域医療の混乱など台風の前のそよ風程度のものかもしれないです。

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