2009年03月20日

モンスター、ここにあり!

まさにティピカルこの上ないというモンスター。
monstor patient の基準標本として国立博物館に剥製保存しておくってのはどうだろうか。
平成の日本に医療崩壊を引き起こしたモンスターという解説つきで。
基準標本:分類学上、ある生物群を新種・新変種などとして新しく学名を与えるとき、形態の記載の根拠となる標本。タイプ標本。模式標本。

ただし、この記事、提供が例の捏造新聞なんで話半分で聞いておいた方がいいかも。

「彦根市立病院が診察制限」と訴え 市長相手に大阪の男性
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/3/19/94014/
-----(ここから引用)-----
訴訟:「彦根市立病院が診察制限」と訴え 市長相手に大阪の男性 /滋賀

 彦根市立病院が紹介状がないことを理由に受診を断ったのは医療法などに違反するとして、同市出身で大阪市に住む男性(61)が同病院と獅山向洋・彦根市長を相手取り、慰謝料200万円と市広報への謝罪広告を求める訴訟を大津地裁彦根支部に起こした。

 訴状によると、男性は昨年12月、同病院外来受診受付で歯科口腔外科の受診を申し込んだが、職員から「初診者は開業医の紹介状を持参しないと受診できない」と断られたという。男性は「診察制限は根拠がなく、医療法などに抵触する。市条例も、紹介状を受診の条件にしていない」などと指摘している。

 同病院では、医師不足のため、5科で診療制限をしており、歯科口腔外科でも、昨年8月から紹介状持参患者のみに制限している。

 赤松信院長は「医師不足のため、一部の診療科で紹介状のない患者さんの診療をお断りしている。このような理解のない受診行動が医療崩壊を加速させるのではないかと危惧している」とのコメントを出した。【松井圀夫】
-----(引用、終わり)-----

こういう「市民」がいるという事実を、我々は深く心に刻み込んでおかないといけない。
そして、そういう「市民」に訴訟をそそのかす「弁護士」なる職業があるという事実、そういう「弁護士」が実際にいるという事実も。

さて、司法はどう判断を下すんでしょうね?

こういう下らないことに司法がクチバシを挟むこと(法的に、訴訟が提起されたらそうしないといけないという制度)自体が、この国の医療崩壊が末期状態にあることの証拠でしょう。
医療から見たら、司法そのものがモンスターとも言える。

モンスターペイシェント
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88
-----(ここから引用)-----
モンスターペイシェント(Monster Patient、「モンスター患者」、「怪物患者」、「DQN患者」などとも)とは、医療従事者や医療機関に対して自己中心的で理不尽な要求果ては暴言・暴力を繰り返す患者や、その保護者等を意味する和製英語である。教育現場で教師に理不尽な要求をつきつける親を“怪物”に喩えて「モンスターペアレント」と呼ぶのと同様、医療現場でモラルに欠けた行動をとる患者をこのように呼ぶようになっている。
-----(引用、終わり)-----
posted by machiisha at 10:58| Comment(0) | TrackBack(1) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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病気を誰かのせいにしたい人達
Excerpt: 医療者に理不尽なクレームをつけてくる人達は大きく3種類に分かれます。一つは所謂モンスターペイシェントと呼ばれる人達で、「自分だけは特別に扱われるのが当然」と考えている人達。待ち時間が長いとか事務の対応..
Weblog: rakitarouのきままな日常
Tracked: 2009-04-12 14:04