2007年04月13日

恐竜化石にタンパク質が残っていた!!?

まずこのニュースを、本当に驚いた。
「恐竜と鳥は近縁」新たな証拠発見、アミノ酸配列が類似
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070413i401.htm?from=main4
読売新聞のニュースです。
-----(ここから引用)-----
6800万年前の恐竜ティラノサウルスの化石に、骨を構成する繊維状たんぱく質のコラーゲンが残っていることを、米ノースカロライナ州立大などの研究チームが確かめた。コラーゲンの断片7種類について、構成要素のアミノ酸の配列も解明、鳥によく似ていることがわかった。

 「鳥と恐竜が近縁であることを、骨の形以外から示す新たな証拠」として、13日付の米科学誌サイエンスに発表される。

 化石は米モンタナ州で見つかった大腿(だいたい)骨。保存状態が良く、軟組織が残っていることが2年前にわかっていた。今回は、そこから化石化を免れていた微量のコラーゲンを抽出し、ペプチドとよばれるたんぱく質の断片に分けてアミノ酸の配列を分析した。
-----(引用、終わり)-----

6800万年前の化石化した骨にタンパク質が残っていたというのがびっくりです。
6800万年前ですよ、6800年じゃなく。
それに化石化しているわけですから、元々の骨に周囲の物質が入り込みその骨を構成していた物質と入れ替わっているはず。それが「保存状態が良く」とは言え、タンパク質がよくぞ残っていたものです。
これぞまさに奇跡。

いや、化石が残ること自体が奇跡的に希なのですから、これは奇跡の自乗と言えるかもしれない。

ただし、「恐竜と鳥とは近縁」というのは、驚きではないです。
もし、違うと出たら、それこそ驚きで、もしそうなら生物学に激震をもたらしたことでしょう。
posted by machiisha at 09:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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