捏造「あるあるテレビ局」

納豆売り切れなどとニュースでも報じられていた１月７日にフジテレビ系列で放映した１時間の情報番組「発掘！あるある大事典２」の納豆を食べたらダイエットできるとかいう番組は、真っ赤な大嘘を連ねた、まさに捏造番組だったそうです。
捏造！あるあるテレビ局ってところか、、、(^^)

http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070121p201.htm
関テレ制作番組でねつ造、「納豆で減量」実験など
-----（ここから引用）-----
　同局によると、実験ねつ造が発覚したのは、７日に放送された「食べてヤセる！！！　食材Ｘの新事実」。「納豆にはダイエット効果がある」をテーマに、アメリカのダイエット最新情報を基に、男女８人を対象に様々な形で納豆を食べる実験を行う内容。１日２パックの納豆を朝晩に分けて食べ続け、２週間後に数キロやせたとする事例を紹介した。

　しかし実際には、▽アメリカのダイエット研究で、やせたとする３枚の比較写真は被験者と無関係▽アメリカの研究者がダイエット効果を話したとする発言は無かった▽実験した８人のコレステロール値、中性脂肪値、血糖値の測定はしていない▽納豆の食べ方を変えて測定したとする血中イソフラボンの実験結果は架空▽８人に行った別の血液検査も架空――など、取材や実験結果のほとんどがねつ造。ダイエットにかかわるホルモンの分泌量のグラフも無断使用だった。
-----（引用、終わり）-----

まさに捏造、それ以外表現しようのないほどひどいもんです。
嘘で塗り固めただけの番組と言っていい。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/01/21/01.html
-----（ここから引用）-----
　会見した関西テレビの小川誠制作局長は「被験者の体重が減ったという事実に誤りはないと認識しておりますし、取り上げた学説も実在」としたが、千草宗一郎社長は「ねつ造ととらえられても仕方ない部分はある。報道機関の信頼を著しく損なう」と謝罪した。同社は調査委員会を立ちあげ、原因の究明を急ぐ。
-----（引用、終わり）-----
ということだけど、こんな発言は、恥の上塗り以外の何ものでもない。

被験者の体重が減ったという事実があるのなら、それを出せばいい。出せないから捏造したんだろうが。取り上げた学説も実在したというのなら、それを出せばいい。それを出せないから、コメントを捏造したんだろうが。

このフジテレビと日本テレワークのコンビは、過去にもいろいろ捏造番組をやっている、それこそ捏造コンビと言ってもいいコンビです。
あのワースト医療番組大賞（http://black.ap.teacup.com/saikyou/141.html）を受賞した「カスペ!今、日本がおかしい!現役ドクターが大告発!あなたの命を救う病院教えますスペシャル」もこのコンビですから、その内容たるや推して知るべしってところでしょう。これにもいっぱい「捏造」があったんでしょう、もちろん。

ただ、私が思うに、こういう捏造体質のテレビ局ということ以上に問題なのは、これです。
日本の大衆が情報を批判的に見る能力に欠けることです。

http://www.asahi.com/life/update/0120/016.html
買い物客「番組通り食べたのに」　納豆ダイエット
-----（ここから引用）-----
　「えー、ウソなんですか」。東京都江東区のスーパーで買い物をしていた女性会社員（２９）は、捏造を知って驚いた。もともと納豆が嫌いだったのに、番組の放送後は毎日１、２パックを食べているという。「『あるある』はいつも参考にしているのでショックです」

　中央区の自営業の女性（４５）も「やらせがこれだけ問題になっているのに、許されないですよね。他の番組も信じられなくなりそう」と憤る。

　「裏切られた気持ちでいっぱいです」。納豆ダイエットに取り組んだ福岡市中央区の飲食店従業員の女性（２８）は憤る。

　この番組を毎週楽しみにしていて、放送日の翌日午後、近くのスーパーに買いに行ったが売り切れ。そこで、個人購入している生協から入手し食べ続けた。「食べ方も紹介された通りに実践した。影響力がある番組で信じていたのに」
-----（引用、終わり）-----

あきれてものも言えない。
こういう情報というのを批判的に見れない人たちは、前にも言いましたが次のことを実践しましょう。

テレビの健康番組は信じるな！
やらせ、捏造が横行している、ただ視聴率さえ取れたらいいという番組なんであり、ただのエンターテイメント、いわばお笑い番組のようなものなんだと肝に銘じるべし。
（みのもんたを見ているあなた、あなたのことよ！）

なんとか信用していいのはNHKの教育放送くらいだよと。