2006年12月23日

奈良事件>崩壊決定

https://machiisha.seesaa.net/article/200610article_6.html
ここで書いたように、奈良県南部の産科医療が崩壊したようです。
毎日新聞の功績や大、最初から意図していたことがその通りになったということでしょう。

朝日の報道にはこうあります。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200612220048.html
奈良・大淀病院、分娩対応中止へ 県南部のお産の場消える
2006年12月22日
-----(ここから引用)-----
 奈良県大淀町の町立大淀病院で8月、重体になった妊婦(当時32)が計19病院に搬送の受け入れを断られた末、大阪府内の病院で死亡した問題で、同病院が来年3月で分娩(ぶんべん)の取り扱いを休止することがわかった。同病院の産婦人科にはこの妊婦を担当した常勤の男性医師(59)しかおらず、長年にわたる激務や妊婦死亡をめぐる対応で心労が重なったほか、別の産科医確保の見通しが立たないことなどが理由とみられる。

 県などによると、同病院は来年3月末で産科診療を休止し、その後は婦人科外来のみ続ける方針。スタッフの拡充を検討したが、県内の公立病院に産科医を派遣してきた奈良県立医大の医師不足などから、新たに医師が確保できず、分娩対応の継続ができないと判断した。病院側は同日、院長名で事情を説明する文書を張り出した。

 男性医師は県立医大から非常勤医師の応援を得ながら、年間150件以上のお産を扱っていた。宿直勤務は週3回以上で、妊婦が死亡した後、「ここで20年以上頑張ってきたが、精神的にも体力的にも限界」と周囲に漏らしていたという。

 県南部では、県立五條病院(五條市)が4月に産科医不足から分娩取り扱いを中止しており、大淀病院がお産を扱う唯一の病院だった。県幹部は「早急に県内の周産期医療のあり方を見直さねばならない」と話す。
-----(引用、終わり)-----

「精神的にも体力的にも限界」
一人医長としてなんとかがんばってきたがもう限界ということでしょう。
それでも、まだ周囲のリスペクトさえあれば、まだがんばれたかもしれない。それがこの仕打ちでは燃え尽きて当然です。
よくぞ今までがんばって来られたと思います。

奈良県南部の妊産婦で、金がないとか、つてがないなどの場合は、後進国よろしく助産所で子供を産みなさいということでしょう。
妊産婦死亡率、新生児死亡率が跳ね上がることでしょう。

この件についての毎日新聞の報道はこうなっています。
http://www.m3.com/news/news.jsp?articleLang=ja&articleId=39829&categoryId=&sourceType=GENERAL
-----(ここから引用)-----
病院側は「医師が辞めるわけではないが、十分な看護師、助産師を確保できず、リスクが大きいと判断した」と説明している。
-----(引用、終わり)-----

自分には関係ないというスタンスのようです。
毎日新聞らしいというかなんというか、、、
posted by machiisha at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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