勤務医、特に公立(準公立も含む)病院の勤務医の激務と責任の重さ、それに見合う金銭的保証がなされておらず、さらにサービス残業までさせられている実態。
皆様はこういう理不尽なことが、この日本で行われていることをご存じでしょうか?
(たぶん知っている人はほとんどいないでしょう)
それに対し、立ち去り型サボタージュが行われていた。そして、虫食い穴のように日本の医療が崩壊してきていた。実態が見えないから、多くの国民が知らないまま、日本の医療が崩壊しつつある。
本来は、勤務医は声を上げるべきなんです。行動を起こすべきなんです。
立ち去り型サボタージュじゃなく、実力行使をやるべきなんです。
その一例かもしれません。
「過酷な当直」、産科医5人が超勤手当1億円要求 奈良
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200610210041.html
-------(以下引用)---------
奈良県立奈良病院(奈良市)の産婦人科医5人が04、05年の超過勤務手当の未払い分として計約1億円の支払いと、医療設備の改善を求める申入書を県に提出したことがわかった。医師らは「報酬に見合わない過酷な勤務を強いられている」と訴えており、要求が拒否された場合は、提訴も検討する方針。
県によると、同病院の年間分娩(ぶんべん)数は05年度で572件。産婦人科関連の救急患者は年間約1300人にのぼる。産婦人科医が当直をした場合、1回2万円の当直料が支払われるが、当直の時間帯に手術や分娩を担当することも多いという。
申入書によると、当直について労働基準法は「ほとんど労働する必要がない状態」と規定しており、実態とかけ離れていると指摘。当直料ではなく、超過勤務手当として支給されるべきで、04、05年の当直日数(131~158日)から算出すると、計約1億700万円の不足分があるとした。現在9床の新生児集中治療室(NICU)の増床や、超音波検査のための機材の充実なども要求している。
医師の一人は「1カ月の超過勤務は100時間超で、医師の体力は限界に近い。更新期限を過ぎた医療機器も少なくなく、これでは患者の命を救えない」と訴える。
-------(ここまで)---------
裁判もするべきですが、判決が出るまで長い時間がかかる。それまでただ座視していては今までと変わらない。
労働者として当然の権利であるストライキ権を行使すべきです。
立て勤務医よ!!
2006年10月21日
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
この記事へのトラックバック