このサイトの解説が分かりやすかった。
https://sp-jp.fujifilm.com/future-clip/reading_keywords/vol37.html
「アウトブレイク」「エピデミック」「パンデミック」……。
それぞれの定義は?
感染症の流行は段階的に広がる傾向がありますが、最初に起こるのが「アウトブレイク(outbreak)」です。これは、特定の区域や特定の集団において、通常予測される以上に感染症の症例数が増加していることを意味します。医療施設内で起こる院内感染による感染爆発もアウトブレイクとみなされ、「院内アウトブレイク」と呼ばれることも。
そして、感染症が最初に急増したコミュニティよりも広い地域に拡大すると、「エピデミック(epidemic)」と呼ばれるようになります。さらに、エピデミックが国境を越えて広がり、複数の国や大陸に拡散・同時流行した状態が「パンデミック(pandemic)」です。「感染爆発」と訳されることもあります。
もひとつ、エンデミック(endemic)
weblio辞書(https://www.weblio.jp/content/%E3%82%A8%E3%83%94%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF)によると、、、
感染症のエンデミックは一定の地域に一定の罹患率で、または一定の季節的周期で繰り返される常在的な状況である。
COVID-19は武漢でアウトブレイク、周辺に広がりエピデミック、それが国境を越えて世界中に広がりパンデミックとなった。
日本はまだ4割とか5割程度しか感染した人がいないようだが(N抗体を持っている割合がその程度)、ワクチン接種していない人も含めていつかはほぼ全員が一度は感染するはずで、そうなればエンデミックと言われるような状態となる。つまり、ワクチン接種もせず、感染もしていないという抗体を持たない人がいない、全員が抗体を持っているような社会。
実は既にイギリスがそういう状態になっている。
イギリスは、N抗体を持っている人が9割近くになっているそうな。
なお、感染したことがあると言っても、それで再感染、再発症しないという訳ではない。この事実を理解しておくことが重要で、それはインフルエンザという実例があることで分かる。
そして、SARS-COV-2ウイルスは、インフルエンザウイルス以上の変移速度、免疫回避力、感染力を持っているわけだから、インフルエンザ以上に再感染、再発症するであろうと容易に推測できるはず。
そのエンデミック、尾身会長は「エンデミックにはまだ半年から1年」先だろうと日本医学会総会で見通しを示したそうです。
https://www.m3.com/news/iryoishin/1134908
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が4月23日、第31回日本医学会総会学術集会の閉会講演で、「イギリスはパンデミックではなくエンデミックに向かっていると考えられる。日本は自然感染している人の割合が少なく、半年から1年ほどの時間差でイギリスのようなパターンになる可能性がある」との見通しを示した。
で、日本がエンデミック期になったら、どの程度の感染者数になるか、どの程度の死亡者になるか、あの西浦先生が昨年8月に予測している。
新型コロナ、エンデミック期でも「インフルの約10倍」
https://www.m3.com/news/iryoishin/1071012
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がエンデミック期になった時、常に数%から10%程度の感染者を認める状態になる蓋然性が十分な状況にある。これは、季節性インフルエンザの人口中の感染者比率0.5%前後と比較して顕著に高いレベル、約10倍のオーダーだ」
そして、日本は世界一の超高齢化社会、死亡数もインフルエンザよりはるかに多くなるだろうと。
特に高齢社会の日本では、エンデミック期でも高いレベルでの死亡が想定されると言う。西浦氏は「この感染症をエンデミック化させることを無防備に受け入れることは、高い感染リスクと死亡リスクを正面から受け止めることになる。『エンデミック期でも医療がずっと逼迫しているような状況が持続してしまうこと』が十分に想定される、ということであり、日本にとっては非常に厳しい状況だと考えている」と語る。
じゃあ、どうしたらよい?
ワクチン打ちましょうってこと、特に高齢者、重症化リスクの高い人は。
実は、私もその一人。
高齢者で糖尿病などの重症化リスクも持っている。
どうも政府は、年に2回くらいの割合でワクチンを供給するような感じなんで、私もそうするつもり。